JUNKOのゴスペル西遊記

人とのつきあいが疎遠な時代になりました。 ゴスペルを通じ、楽しいことも面倒なことも全部ひっくるめて、 仲間と感動を味わえる場をつくりたい。 次の世代へ、そんな人間づきあいを伝えたい。 こんな夢をもって、ゴスペルの旅に出ています。

稽留流産

書こうかどうしようかずっと迷っていましたが、
いろんな方のブログを参考情報にいただいたので、
(逆に情報が多すぎて動揺したりもしますが・・・)
私も書いておこうと思います。

ちょっと具体的なことも書くので、
苦手な方はとばしてください。



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私は昨年11月に授かった赤ちゃんを
約7週で稽留流産しました。
で、その赤ちゃんはまだおなかの中にいます。


流産にはいろいろとパターンがあります。


●完全流産
出血や痛みで始まり、それがきつくなって、
最後には赤ちゃんの組織が全部流れでる。
人にもよるが、かなりの痛みと出血を伴う。
流産後、手術せず薬の処方のみでいける場合が多い。

●不全流産
出血や痛みとともに赤ちゃんの組織が流れでるが、
一部子宮に残ってしまう状態。
手術が必要で、状態によっては麻酔をかけず、
術中はかなりの痛みを伴うらしい。

稽留流産
なんらかの原因で、おなかにいる赤ちゃんの心拍が止まるが
子宮にとどまったままの状態。
出血・痛みを伴わないことが多く、自覚症状がないので、
妊婦検診の際に告知される場合がほとんど。
手術が必要になる。


私は、第一子の前後に、完全流産を2度経験しています。
一度目はきつい下腹痛と、初めての経験でかなりの恐怖感がありました。
二度目はなぜか痛みはほとんど感じなかったのを記憶しています。


今回の流産は、3回目の妊婦検診で
どれくらい成長しているかな・・・と
楽しみにしていたエコー診察のとき、
稽留流産と診断され、何のことか理解できずに
診察台の上でぼーっとした記憶があります。

それ以降も、診察以外は自覚症状がないので、
もしかしてエコーが調子悪かったのでは?
赤ちゃん、寝てた?
などと、淡い期待をかすかに持つ自分と、
期待が裏切られたときに感じる悲しみを避けるため、
そんなはずはない!と打ち消す自分が入れ替わり立ちかわりでした。


おなかの大きな方たちがずらっと並ぶ産婦人科で、
目的を失った自分が診察を待つ悲しさを
3度の流産で味わいましたが、
不妊・流産・死産で辛い思いをしている女性は
私が想像していたよりほんとうに多く、
いろんな方のはげましで精神的には落ち着いていました。


稽留流産になると、手術の話しがお医者様より出ます。
なんとも女性の気持ちを考えてないネーミングなのですが、
掻爬(そうは)手術といい、全身麻酔をかけて、
子宮内に残っている組織を爬きだす手術だそうです。

ただ、稽留流産は、通常放っておくとどこかのタイミングで、
不全流産か完全流産がおこります。

以前は初期流産はしばらく放っておいて自然に出てくるのを待つ治療が
よくされていたようなのですが、最近は手術をすすめる
お医者様がほとんどのようです。



それぞれの考えられるリスクは以下。


<掻爬手術を行う場合>

●手術は全身麻酔を使って日帰りもしくは1泊2日。
●麻酔を使う前に、子宮口を開けるラミナリアというものを挿入するのが結構な痛みを伴う。
妊娠週数や出産経験の有無で挿入本数も変わり、痛みを感じる度合いもずいぶん変わるようである。
●子宮内は妊娠しているため通常より随分柔らかくなっており、爬きだす際に、傷がつくなど負担がかかる。
場合によってはその傷から癒着がおこり、不妊症になることもある。
●非常にまれであるが、爬きだす際に子宮をつきやぶったり、その上の腸を傷つけることもある。その場合は開腹手術をして縫合する。掻爬手術を申し込む時に同意書を書く。
●エコーを見ながらでしか手術できないため、術後の診察で残留物が残っていれば再手術となる。


<自然流産を待つ場合>

●おなかに赤ちゃんが留まったままなので、つわりなど妊婦症状が残ったままで体調がすっきりしない。
●どのタイミングで大量出血するかわからない。
●大量出血とかなりの痛みを伴うことが多い。
●まれに危険な状態に陥ることがある。
感染症にかかる可能性がある。
●流れ出た後3日くらい安静にする必要がある。
●不完全に流れ出た場合は、結局手術が必要になる可能性あり。



こうやって並べると、さぁ、どっちを選択するか・・・
むずかしいです。


稽留流産された方は、みなさん迷われるようですが、
今の産婦人科の流れは掻爬手術を行う方向なので、
結局ほとんどの方がお医者様のすすめどおり手術をされるようです。


私も一度、手術の同意書を書き、予約をしました。
が、主人といろいろと話し合い、
お医者様が了承してくださるのなら、
自然に出てくるのを待とうと決めました。
自分の体の力を信じようと。
眠ってしまっているところがあれば、自らで復活させてあげなきゃと。


で、ただいま稽留流産の診断より、1ヶ月経過。
心拍がとまってからはおそらく1ヶ月半が経過しています。
なかなかのんびりな感じです。

私達の予想では、年末年始の長いお休みの間には出てくるだろうと思い、
両親がサポートしてくれる傍で、
ウォーキングしたり、
水シャワーしたり、
主人におなかを触ってもらったりと、
コンディションをあげてきてはいるのですが。。。


で、3日前から茶褐色のおりもにかわってきました。
今まで全く血の色系は出ていなかったので、
そろそろなのかな・・・と心しています。




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