JUNKOのゴスペル西遊記

人とのつきあいが疎遠な時代になりました。 ゴスペルを通じ、楽しいことも面倒なことも全部ひっくるめて、 仲間と感動を味わえる場をつくりたい。 次の世代へ、そんな人間づきあいを伝えたい。 こんな夢をもって、ゴスペルの旅に出ています。

再会



私には、音楽の師と慕う方が3人いる。

そのうちの1人の方に、久々に再会した。
フィルムを通して。

その方のお名前は、「越智順子さん」


初めて歌声を聴いたのは、
高槻ジャズストリートに出演されていた越智さんだった。

その頃、自分の目標とする歌声を探そうと、
ゴスペルやジャズ、R&BのいろんなCDを
漁っていたが、どれもピンとくるものがなかった。


そんなときに、越智さんの歌声を聴いた。


体に染み入るように深く、柔らかく、でもパンチがあって、
ときおり愛嬌のある声に、
今まで一目惚れなんて恋愛はしたことなかったけど、
その一声で、私の心は鷲づかみにされた。


その後、ライブに通い、レッスンを拝見させてもらったり、
個人レッスンをお願いしたり、お酒を飲みながらおしゃべりして
越智さんの音楽Worldに触れる経験をさせてもらった。

感受性のとても高い方で、一緒に相撲の朝稽古を
見に行ったときは、何度もしごかれる若い力士を見て、
「なんや、涙でてきたわ〜」と涙を流された。

相撲部屋で美味しいちゃんこを頂きながら、
「来年も誘ってね。」とおっしゃっていた越智さん。


その翌年の朝稽古で、私の隣には越智さんの姿はなく、
そのまま43歳という若さで、天国に旅立って逝かれた。

告別式に参列して、お顔を拝見しても、
亡くなられたという実感はわかず、
「子供が出来たんです」と報告したら、
満面の笑みで「よかったやんかぁ」と言ってくださったであろう
笑顔が私の胸のなかでいつも残っている。



昨日4月12日は、越智さんの誕生日だった。
ご主人主催で、バースデーメモリアルフィルムコンサートが
開催されたので、娘を連れて拝聴しに出かけた。


フィルム越しの越智さん。


越智さんのライブは、吐息を肌で感じるくらい距離を近く感じる。
でも、フィルムになると、何か一枚幕がはったような感じで、
この時はじめて、亡くなってしまったんだと実感した。


でも、越智さんの歌やおしゃべりは、やっぱり素敵で、
週末に大きなライブを控えた私に、絶妙なタイミングで
いろんなことを伝えてくださった。

『 音楽は想像力 』

ブラッシュアップライブで、
お客さんにどれだけ伝えることができるだろうか。
あと、数日。 もっともっとブラッシュアップ。


そして、昨日のフィルムコンサートでも
今後の私に、とても大きな課題とヒントをくださった。

本当にありがとうございます。
頑張りますね。



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