プロ級の趣味
昨年、父は長年勤めていた銀行を退職しました。
今まで生きてきた人生の約4分の3を仕事に費やしてくれたことになります。
本当におつかれさま。そしてありがとうございます。
生活の大半を占めていた仕事の時間。
退職してから、ぽっかり空いた時間をどうすごすのかなぁ・・・。
アクティブな父ではあるのですが、やっぱり少し心配に。
ちなみに、これまでの趣味は、ゴルフ、スキー、ピアノと歌。
私の記憶を辿る限り、家事や日用大工はまったくやらず。(出来ず?)
そんな父が、退職後のめり込んだのは・・・
造園
庭にどれだけ雑草が生えようと、
木々の枝がどれだけ伸びようと、
全く気にも留めなかった父。
そんな父が剪定の講習を1週間受講し、
庭に手を入れだして6ヶ月。
こんなん出来ました
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我が父ながら、この出来栄えには、ほうっと溜息がでました。
材料は、自分で森や竹林に入ってとってきたものや、
家にあった廃材を上手に利用。
材木は一つずつ丁寧にカットし、釘で打って作ってあります。
以前の庭の写真を撮っていなかったことを後悔しました。
結構広い庭なんですが、日当たり悪く、ブロック塀に囲まれ
家の裏に面していて、薄暗い。
むき出しのコンクリート床と、放っておかれた芝生や木々。
空いてるスペースに大量の洗濯物が干されている。
以前はそんな庭でした。
そんな日当たりの悪さに目をつけた父。
苔が生育しやすい環境だと考え、
日本庭園にすることを思いついたんだそうです。
(夜はライトアップをして、ウッドデッキの上の囲炉裏で日本酒を堪能)
この庭には、テーマがあるとのこと。
父が生れ育った、思い出のいっぱいつまった
ふるさと 『 滋賀 』
白い玉石の琵琶湖の中央に浮かぶ竹生(ちくぶ)島。
琵琶湖に波波と水を湛える野洲川。
その傍らに愛嬌をふりまく信楽のたぬきたち・・・云々
楽しい話はいつまでも尽きません。
この庭、テーマにそってさらに改良されていくそうです。
ひとつのことを創造する。
思い入れをもって創造する。
それが人に伝わり感動が広がる。
そのためには、テーマはとっても大切なことだと思います。
ただいまBrush Up! 2010に向けてテーマをみなで考えています。
とりあえずテーマをつけることと、思い入れをもってつけることでは、
ライブの感動も大きくかわってくることでしょう。
さぁ、みなで練りましょう。練りましょう。
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