JUNKOのゴスペル西遊記

人とのつきあいが疎遠な時代になりました。 ゴスペルを通じ、楽しいことも面倒なことも全部ひっくるめて、 仲間と感動を味わえる場をつくりたい。 次の世代へ、そんな人間づきあいを伝えたい。 こんな夢をもって、ゴスペルの旅に出ています。

お別れの日



11月1日

愛娘のお誕生日の前日、



大切な大切な私の生徒さんが、

この世から去っていかれました。




生を受けたときから、

この命は永遠ではないとは分かっているけれど、

この幸せなひとときを、

できればもう少し、もう少し、

と引き伸ばしたくなるのは、まだ私が人生半ばしか生きてない

ひよっこだからでしょうか。




100歳生きれば大大往生のこの時代に、

平均年齢70歳超え、最高齢81歳のシニアゴスペルクワイヤーをかかえ、

いつかはこういう日がくるということに、

前々から覚悟はしていました。




このレッスンが誰かの最後のレッスンになるかもしれない。

それでも後悔のないように、あぁ、来てよかったと思ってもらえるようにと、

それをひとつの私の指標としていました。




それなのに、

大好きだというAve Mariaのソロを

歌わせてあげることができなかった・・・







昨日、最後のお別れに行ってきたのに、

この実感のなさはなんなんでしょうか。




歌うと太く深い低音の声をもち、

いつもニコニコ笑顔で、周りに気をつかってくださる

優しくてダンディーな方。

その気遣いがちょっとポイントがずれることもあるチャーミングな方で、

そんな折には隣にいる奥様が「あなた、それはいいんですよ」

とフォローをされる、本当に素敵なオシドリ夫婦でした。


あんな夫婦になりたいね、と主人とよく話していました。





まだ、その優しい表情と、深く響く声が記憶にしっかり残りすぎていて、

もうお会いできないという現実がなかなかうけいれられません。




いまは、奥様がどれだけ悲しみに伏せられているかと思うと、

心が痛みます。




時間しか解決できないでしょうが、

たくさん涙を流したあとに

いつか笑顔でお会いできる日が来ることを祈って・・・









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