JUNKOのゴスペル西遊記

人とのつきあいが疎遠な時代になりました。 ゴスペルを通じ、楽しいことも面倒なことも全部ひっくるめて、 仲間と感動を味わえる場をつくりたい。 次の世代へ、そんな人間づきあいを伝えたい。 こんな夢をもって、ゴスペルの旅に出ています。

コンダクターとして




昨日、今日にかけて
サンクスのレコーディングが
まずは一段落つきました。


いや、音響の森さんと、ディレクターの私の視点では
いよいよレコーディングが
スタートしたと表現するほうが
正確かもしれません。


昨年からじわじわ構想を練り、
予想では来年末くらいに最終完成するという
なんとも長い道のりの、
賑やかな幕開けという感じです。






実は時間の都合上、ガンガン録りっぱなしで
ほとんどの曲が再生確認ができてないのがドキドキなのですが、
コンダクトをした感触では、
確実に3年前のレコーディングよりも
手応えを感じた2日間でもありました。






コンダクター。






クワイヤー、バンドさん、音響さん、
みんなの顔がみえる場所。






表情ってもしかすると、
話してる時よりももっと
相手の気持ちがよく分かるのかもしれない、
とよく思います。






レッスンの時の様々な表情。




それは、楽しい顔、必死な顔、
幸せでたまらない顔、
信頼しきった顔もあれば、

気持ちが乗らない時の顔、
とまどいの顔、
不安な顔、
まだ信頼してもらえてないなと感じる顔、
壁を前にして苦痛の顔、

その時折でいろんな表情を見ます。








様々な表情を積み重ねて、立つステージ。






そう言えばあまり伝えたことがないかもしれませんが、
ステージ毎に、
コンダクターとしてあの場所に立ち、
みんなの表情を見ながら、
息を感じながら、
気持ちを感じながら
指揮をふる。






毎回毎回、たまらなく幸せな気持ちになります。



とくに、ブラッシュアップライブや
レコーディングなどの長い時間をかけて
いろんな山を乗り越えて
作り上げてきた集大成の瞬間は
メンバー個々の様々なドラマが、たった一曲4分の間に、
走馬燈のように私の頭をよぎります。






これだけたくさんの人間が集まって、
真剣にひとつのものを創る。




それができる仲間をもっていることに、
たまらない幸せを噛み締めながら、
毎回コンダクトを振り、
一曲一曲終わっていくのが
なんとも愛しくなるのです。






改めて、一緒に真剣に向き合ってくれるみなさんに、
いつも幸せをありがとう。






JUNKO