JUNKOのゴスペル西遊記

人とのつきあいが疎遠な時代になりました。 ゴスペルを通じ、楽しいことも面倒なことも全部ひっくるめて、 仲間と感動を味わえる場をつくりたい。 次の世代へ、そんな人間づきあいを伝えたい。 こんな夢をもって、ゴスペルの旅に出ています。

Brush Up! ゴスペルライブ2013 〜Talking Gospel編〜



再び、ブラッシュアップライブレポ。

一部のラストをかざってくれるのは
燻し銀クワイヤーTalking Gospel





Talking Gospelは8年前に依頼を受けた
大阪府老人大学夏期講座がきっかけで活動を開始しました。





実は、ちょうど終戦60周年記念の年で、
受講対象者はすべて60歳以上。

つまり当時のメンバーは、全員が戦争体験者で、
私もいつもとはまた違う身の引き締まる思いで
レッスンに臨んだ記憶があります。





当時は吹田の万博のすぐ近くの校舎で
レッスンを行っていました。

午前中、しかも駅から徒歩15分強かかる場所でのレッスンにもかかわらず、
開始30分前にはかなりのメンバーの顔がそろい、準備万端。





また、冬のとある日、その年一番の寒波で、
あたりは真っ白な雪景色になるほどの豪雪。

半数以上がお休みかもしれないなぁ・・・と
レッスン会場に30分前に到着すると、
いつもどおりほとんどのメンバーが
すでにレッスン準備完了で驚いたものです。





今こうして豊かな日本で生活できているのは
この勤勉な先輩方の貯金のおかげなのだとしみじみ感じ入り、

私はなんて貴重な交流をさせていただいているんだろうと
思ったことを記憶しています。





それから一年、また一年、

ほんとうに石をひとつづつ積み上げるように
努力と練習を重ねるTalking Gospelは
その成果を認めていただき、

天保山ゴスペルコンテストで2度の受賞を
いただくことができました。





朗々と 『 Amazing Grace 』 を歌い上げるMatsudaさん。

英語は敵国の言葉であり、
学生時代に英語は習ってらっしゃらないはずなのですが、
なんとも素晴らしい発音。

レコーディング、ブラッシュアップライブを経て、
もう完全に自分のAmazing Graceができあがっています。





Hiranumaさんをはじめ、講座開講時からの
初代メンバーがたくさん残っているのも
Talking Gospelの勤勉さをよくあわらしているなと思います。





Tomodaさん、女性にとってはかなり低いソロで
何度も本番で音を見失ってもくじけずにトライ。

今では底響きのするソロフェイクを
安定して歌えるほどになりました。





今回のブラッシュアップ実行委員会のチーフIkomaさん。
サブチーフのUmemotoさんと一緒に
細やかに頭を動かしてくださいました。





お二人のきっちりした性格と少しの心配性が功をそうし、
常にコンセンサスをとってくださったおかげで、
私は本番を含めこの一年間で何の不安も意識のずれも
感じることがありませんでした。





2曲目は 『 Deep River

ソリストの声を聞いて実感しますが、
70代でも続けていれば声はまだまだ伸びる。





Deep river,
My home is over Jordan.
Deep river, Lord
I want to cross over into camp ground.


「深い河」にはいくつもの意味があります。
そのひとつは、日本式で言うと三途の川を越えて
あの世にいくということ。





この歌を歌うと、亡き仲間を想い出してやみません。

Talking Gospelが歌うと、
深い河のように響きも深くなるのは
自然な気がします。





トーキングの代表Godaさん。
実は今月末で2年の任期を満了されます。

私はいろんなクワイヤーの各代表さんと
一緒に運営を担って来ましたが、
Godaさんほど精神的に大変だった時期は
ないのではないだろうか・・・と思います。

おそらく孤独も多分に感じてこられたかと思いますが、
本当によく耐えてくださって、なんとかトーキングは
ひとつの大きな壁を乗り越えれた感じがします。





ブラッシュアップライブをどう乗り越えられるか、
一時期本当に心配していましたが、
こんな笑顔でステージに立てることができました。

陰でクワイヤーを支えてくださって
本当にありがとうございます。





3曲目は、ステージで初お披露目 『 L-O-V-E 』





ジャズが本業のピアニストおーちゃんや
ベーシストZingoroさん達がいてくださるおかげで、
いつものゴスペルとは一味違ったサウンド
お届けすることが出来ました。





Mitaniさん、歌でトーキングをひっぱっていきながら、
実は陰でいつも私を支えてくださった方のおひとりです。

照明はもちろん、ステージングなど技術的なことを
常に広い視野で意識してくださり、
また、スタッフさんに対する気づかいなど、
いつも相手の立場に立ったご配慮をいただいていました。

Mitaniさんの歌声に悩殺された人は
音響森さんを筆頭にたくさんいらっしゃることでしょう。





また、トーキングの熱心な練習スタイルを初期から
つくりあげてくださったのに、
休会中のShimazuさんなしには語れません。

今回一緒にステージを踏めなかったことがとても残念で、
再び一緒に歌う時がきてほしいと願うばかりです。





TAG女性メンバーで一番人生経験が先輩のチャコちゃん。
このライブでゴスペルを卒業と心に決めて
半年以上レッスンに臨んでこられました。

トーキング初代メンバーでもあり、
自転車にのったり、海外旅行にいったりと、
その若々しさは眩いものでした。

過去8年のご自身の努力を経た今、
卒業証書をお渡しし、一緒に歌うメンバーから
TAG応援メンバーにまわってくださることになりました。

これからも元気なお顔を
ステージで拝見させてくださいね。





TAGの最長老、Yamanoさん。
まだまだ頑張ってくださるご様子。

そう、大隈重信氏曰く「人生は125歳」
あと40年も歌えますよ。





で、明日からトーキングは恒例の合宿
レッスンみっちり入れて、一泊二日箕面へお泊りに。

まだまだ青春真っ盛り


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