Brush Up!ゴスペルライブ2013　〜ゴペック編〜

Brush Up! ゴスペルライブ2013開幕

最初の曲はゴペックの重厚な4声から始まる
『Over My Head』

ゴペックは今年で活動11年目に入ります。

つまり、私の講師歴も11年目。

スタートからいろいろな変遷を経てますが、
レッスンでずっと心にしていることは、

「生まれながらにして、マイ楽器である声。
体の芯から声をだしあらゆるものを利用して
最大限に響かし、輝かせる」

これを追求するには
なかなか長くて先の見えない道のりになるのですが、
何か掴む度に、今まであまり好きでなかった自分の声が
少しずつ愛おしくなる。

シンガーとしては、
なんともたまらない感覚です。

6年前、
Brush UP!ゴスペルライブの第一回目を開催した時、
それは、私がディレクションしているクワイヤーが
初めてステージに集結した時でした。

フルバンドで歌えるステージ、
なんとも贅沢な空間です。

そんな中、

これから先も歌い続けていくメンバーみんなに
メッセージをのせるつもりで
マスクワイヤーの１曲を声だけの楽器「アカペラ」で
歌うことにきめました。

アカペラ

フルバンドなのに勿体無いですよね。

でも、やはり周りの環境に流されず、
自分が伝えていきたいことというのは、
貫くことが大事だと思っています。

第二回目ブラッシュアップでも、
そのメッセージを伝えたくて、
マスクワイヤーではアカペラ「Hosanna」を歌いました。

少しずつ変化していく生徒さんたちの声を聞いて、

今回、
もう頑張ってアピールしなくても
伝わっていく素地が出来ているな、と。

マスクワイヤーの曲は
思う存分フルバンドで。

その代わり、変化してきているみんなの声を
お客様に第一声で聞いてもらいたいとの思いから、
ゴペックの重厚なアカペラ４声をトップにもってきました。

『Over My Head』

ゴペックにとっては、
天保山ゴスペルコンテストでの苦い経験から
トラウマになった曲、

ソロが難しく、
なかなかソリストがでなかった曲、

レコーディングでやっと自分達の
持ち得意曲に変化した曲、

苦労した分、こうして
晴れのステージでトップを飾れる
自慢の歌になれたのはなにより嬉しい。

古希を迎えた自分のチャレンジにと、
トップMCに挑む、Kakutaniさん。

いつも笑顔がサイコーに素敵です。

ゴペックは、20代〜70代まで幅広いメンバー層なんですが、
そういえばあまりシニアケアの意識がなかった・・・
あまりにも元気すぎて・・・（笑）

2曲目はしっとりバラード
『 Because of who you are 』

こういうバラードは、日本人にはあっているのか、
歌う人も聞く人もみんな大好きな曲です。

しかし実際歌ってみると、
リズムが結構もっちゃりしてしまい、
それを克服するのがなかなか難しい。

実は、本番までに間に合うかな・・・？と
内心心配していたのですが、

ゴペックは以前バラード　『 Shout to the Lord 』
でかなり苦戦した経験を下地にもっているので、
今回は歌いはじめてあまり日数がなかったにも
かかわらず、いい感じに仕上がりました。

過去の経験というのは、
ちゃんと積み重なっていくんですね。

もちろん、なんとかステージまで持っていけた段階なので、
もっともっと歌いこんで自分たちのものに
したいと思うところです。

かどやんの透明感のある声、

あっさーと二人羽織で、
常に私のサポートをしてくれたおかげで、
私は随分助かったのですが、

アシスタントディレクターとして歌のほうでも
しっかり支えてくれました。

あ、ラモ理事長。

こんな黒塗りしてますけど、第一回目から
うちのゆるきゃらです。

そろそろマスコット販売したいくらいに
人気出て来ました。

冗談はさておき、理事長としてこの数年、
全体をいつも気遣ってくださるラモさんは、
自然にそれがステージングにも現れ、
実際もうひとりのアシスタントディレクター
だったと思います。